どっちがいいの?マッサージ機とマッサージ師の違いとは
家電量販店や雑貨屋に行くと、マッサージ機がたくさんありますよね。
特にここ最近はその種類は増え、売り場面積も広がっています。
「そんなに疲れるまで、みなさんは本当に頑張っていらっしゃるんだなぁ」と感服しつつも、「私の手で、その疲れた体を何とかしてあげたい!」という思いもより一層強くなります。
そこで
「マッサージ機と、人の手によるマッサージってどう違うの?」
「マッサージ機とマッサージ店、どっちがいいの?」
と思っている、そんなあなたの疑問にお答えします。
1.マッサージ機と人の手によるマッサージの違い
まず、両者の特長について説明します。
1-1.マッサージ機の特長『安い・気軽・自宅でできる』
①安い
マッサージ機には、使用する体の部分別に、手動や電動のものを含めて数百円から数十万円のものまで幅広くあります。
たとえ30万円のマッサージチェアを買ったとしても、一回5千円のマッサージに毎週通うと2年間で52万円になるので、そのことを思えば安いものです。
②気軽にできる
仕事や家事の合間、お風呂上りや寝る前など、好きな時に好きなだけできるのが最大の利点ですね。
ただ、やりすぎには注意してください。
筋肉や筋を傷めてしまいかねませんので、取扱説明書をよく読んで、適切な使用に心掛けてください。
③自宅でできる
どこかへ出かけたついでにマッサージ店に行くならまだしも、マッサージを受けに行くためにわざわざ着替えたりお化粧したりするのは面倒ですよね。
疲れを取りたいからマッサージしてほしいのに、マッサージ店への往復で疲れてしまっては、本末転倒です。
その点、マッサージ機は自宅で気軽にできるので嬉しいですね。
このように、マッサージ機にはたくさんのいいところがあります。
しかし、そもそもマッサージ機は「人の手でするマッサージをいかに機械で再現するか」という考えのもとで作られたものです。
なので、次に挙げる「人の手によるマッサージの特長」を読んでもらえばわかるように、やっぱり人の手によるマッサージにはおよびません。
1-2.人の手によるマッサージの特長『根治・安心・相談できる』
①根っこから改善できる
機械によるマッサージの効果は、どちらかというと表面的・一時的なものです。
その一方でマッサージ師は、お客様の体に向き合い、その症状の根本からの改善を目指しているので、症状の根本的な改善や効果の持続が期待できます。
②体だけではなく、心もほぐされる
マッサージには、大きく分けて6つの効果があります。
その中に、「精神的ストレスを解消し、自律神経のバランスを整える」
というものがあります。
マッサージ機でも十分その効果は得られるでしょうが、人の手によるマッサージにはかないません。
人の手の温もりを感じ、世間話やときには人生相談や悩み事を話しながらの施術は、体だけでなく心の緊張まで揉みほぐし、安らぎを与えてくれます。
③相談ができる
これが一番のメリットです。
症状の原因や、予防方法について相談ができるのは、相手が人間だからですよね。
例えば、腰痛の原因が実は内蔵の病気だった。
ということもあります。
そんなことは、マッサージ機は教えてくれませんよね。
2.マッサージ機とマッサージ店を選ぶ際の注意点
体の疲れを取るためのマッサージですが、選ぶ際には注意が必要です。
高ければいいとは言いませんが、安さを売りにした商品やお店には、効果があまり期待できないばかりか、逆効果になってしまうものもあります。
大切な自分の体への投資です。あまりケチらないようにしましょう。
また、マッサージ機やマッサージ店の選択、使い方や頻度を間違えると、マッサージの効果がないうえに、体を傷めたり、症状が悪化したりしかねません。
日頃のケアやちょっとした肩こりや腰痛、疲労の改善がしたいときにはマッサージ機を使い、定期的な体のメンテナンスや症状の根本的な改善がしたいときにはマッサージ店に行くというように、症状と目的別に使い分けるのがおすすめです。